この前、BRESTメンバーのS氏とそれぞれ自分の車で打ち合わせ場所に集合し、
そこで仕事が終わってから、昼飯を食べに行こうかとなった。
”厚生食堂”にしようと僕が言い、S氏が「後ろついていくので〜」となり、前を走った。
走りだして早々に、”厚生食堂”に食べに行っていたら次の予定に間に合わないと感じ、
”ラーメンのぼる”に変更しようとBluetoothで話し、”のぼる”に到着。
ギリギリ席はあったが、みんな席に着いたばかりでこれから麺を茹で始める様子。
これでは次に間に合わないと思い、すぐに出て、結局近くの”玉鉾食堂”に。
何を言いたいか。
知っている人が先導して前を走り、その後ろをついて走る。こんなことはよくある。
「前を走る人は、正しい道順でスムーズに、目的地に予定通り辿り着くため、
正当な緊張感を持ちながら、不満や疑問が生まれないよう責任が生じる」
こう書くと固いが、実際後ろを走っている人からすれば、 前の車の行くルートと自分が
イメージしている道順と違っていたり、 目的地が定まっていなかったり、
優柔不断に前が迷っているとしたら、すぐに疑問や不安が生まれたりする。
例えば、率先して前を走らなければいけないリーダーや先輩や経営者。
リーダーが目的地も伝えずに勝手に走っていれば、ついていく人は、
どんどん 不安になるだろう、横道に逸れてしまうだろう、疑問がでてくるだろう。
途中で方向転換し、ハンドルを切っても、その「いきなり」にはついていけず、
クラッシュしてしまうだろう。
まず、「何を食べにどこに行きたいのか」=「何の分野でどのポジションに位置したいのか」
を事前に話し合い、共有しなければいけない。
人数が少なければ、縦に並んで走っていても、前の車を見失うことはないだろう。
けど、人数が多くなってくれば、縦一列で走っていては、前の動きが見えず、 途中で見失ってしまう。
だから、組織図がのような仕組みが必要なんだろう。
道のりが長ければ、途中のサービスエリアでコーヒーブレイク(定期ミーティング)が 必要。
そこで再確認し、また新たにエンジンを掛け、ビジネス社会に合流する。
先導する先輩が、富山のラーメン屋に行こうか、福井の蕎麦にしようか、金沢のとんかつにしようか
優柔不断に悩んでいては、後輩は信頼と時間と機会を逃してしまう。
意思疎通するための、コミュニケーションという情報共有が、
いかに大切か、肝に銘じたい。