こんなものを作って欲しい、こんなデザインでこんな仕様で。
と依頼されたとしよう。
そのまま、受入てカタチにすれば、それなりの満足は得られるかもしれない。
ただ、それ以上でもそれ以下でもない。
要望にだけ応えてデザイン出しすれば、
お客様はそれが良いか違うかのジャッジはすぐにできる。
なぜなら、想定内のものだから。
デザインは目に見えない無から有への表現なので、 受け取り方は様々。
そして、 要望のその先を見つめて制作したものは、
瞬時には受け入れられない場合もある。 それは、なぜか。
想定外であり、今までお客様の中になかったものだから。
ここで大事になってくるのは、 ちゃんとそこには意味があるということを、
しっかりと相手に伝えることができなければ
単に的を外したもので終わってしまうことがあるということ。
またそこには、制作する側の信用と実績も関わってくる。
同じことをAさんとBさんで言っても、 受け手に響くか響かないか、
納得できるかできないかの 違いが出てくるように。
そして、気をつけなければいけないのは、 そもそも的を外したものに気づかず、
見誤ること。この視点と気づきも大事。
要望は当然踏襲した上で、 概念にとらわれずに、表現できる実力があるかどうか。
ご要望を反映しただけでは、そこに満足と感動は生まれず、
ファンになってもらう、次の誰かを紹介してもらう、決してそうならないだろう。
そういう意味で、BRESTももうすぐ創業7年目(法人は3年目)に突入するが、
まだすべてが始まったばかりで、少しでも期待にお応えできるように 上げていきたい。