10月, 2009 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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Monthly Archive: 2009年 10月

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BRESTは、

デザイン事務所になりたいわけではない。

WEBの制作会社になりたいわけでもない。

恥をしのんで言うと、

プロデュース会社を目指している。

クライアントの経営者側に立って、

良いものをセレクトし、提供する。

ある意味、エージェント業に近いかもしれない。

例えば、市内でクリニックを開業したいと想う勤務医がいたとしよう。

まずだれに声を掛けるか。

①先輩の開業医

②病院に出入りしている薬の卸業者、医療機器メーカー

③医療に特化した建設会社

④会計事務所、コンサルタント

しかし、すべてグル化している。

本当にこれから開業するDr.にとって、

一番ベストで有利な選択を

フラットな状態でプロデュースできる

アドバイザーがほとんどいない。

BRESTは、業者癒着によるしがらみにとらわれない

ニュートラルなポジションで仕事をしていきたい。

そこに今求められている役割がある。

例えば、クリニックを建設する業者の選択もそう。

機器メーカーの選定もそう。

印刷物の業者もそう。

こことココが繋がっているからココになる。

しかたないから、ここで良いか。

ではなく、

ココが一番良いからココにする。

「で」ではなく、

「が」でなければ。(NHKサラリーマンNEOで言っていたパクリ)

きれいごとかもしれないけど、

自分が逆の立場だったら、

絶対そんなのはイヤ。

自由な選択と判断が出来る状況で、

投資、経営をしていきたいと思う。

1027

医業の世界では、一般の株式会社で当たり前のことが

当たり前ではないことが多々ある。

例えば、ホームページ。

厚生労働省は、「医療機関選択において情報が少ないため、

もっと医療機側から情報発信していこう」

と言っている。そのため、

医療機能情報公表制度も2007年から実施され、

住民に県単位で情報を発信している。

医療機関としても、より選ばれる医院づくりをするため、

WEBの必要性がより増してきている。

しかし、難しいことに

医業経営の場合、いろんなしがらみが絡み合っている。

その根源には、

医療は非営利であるという考えが根底にある。

実態は、営利となんら変わらない組織、収益構造であるのに、

形式上、非営利とされている。

だから、ホームページでも表現して良いことと、ダメなことがある。

その境目も法律だけでなく、地域の既成概念に囚われた団体の圧力により

阻害されることも業界では日常茶飯事。

ホームページを持っていないDr.に歩調を合わせて、

先端をいくこれからのDr.に歯止めをかける構造。

これが、今の医業業界の現状。

だから、クリニックのホームページもありきたりで、

自医院の強みをアピールすることが堂々とできない。

モラルが欠如して、医療行為で営利に走ることは当然

あっては行けないことだが、医業経営の構造上、

ひとりでも多くの患者さんに来てもらわないと、

経営は成り立たなくなってしまう。

そのための努力が適正に評価され、経営に反映されるような

業界構造に変化させる必要がある。

1017

公園で一緒にシーソー遊びをしていて、

私が自分ばっかり上に浮かび上がりたがったら、

あなたはいつまで私と一緒に遊んでくれます?

— ノッティ・ブンボ

少なくとも、自分が今いる世界では、

元請け、下請けの関係で、

それが当然の想いで仕事をするとうまくいかないと

いうことがわかった。

これまでの組織形態では、縦型で上から下への流れが当然で、

それが別に悪いわけではないが、時代が変わるにつれ、

縦から横への変化が必要になっていると思う。

デザインや製品にしても、良いものをつくろうと思うと、

ヨコの立ち位置で、フラットに仕事をするほうが自然だし、

いいモノができると最近感じる。

仕事を取ってきた人が偉くて、それをこなす人が立場が弱いと

いうのは、何かおかしい。

プランナーがクライアントに提案して、

ディレクターがアウトラインを仕切って、

デザイナーがデザインする。

その場合、3者は常にフラットで

いいものをつくるという使命の元に

集まって、仕事をする。

ただ、決定権の権限はある程度明確にしておかないと、

方向がブレたり、しまりがなくなったりすると思う。

例えば、住宅会社の営業とデザイナーと現場監督と塗装職人は、

いい家をつくるというプロジェクトを達成するために、

その関係性はフラットであるべきだと思うし、

それは、形式上は元請け下請けであっても

意識はタテではなく、ヨコであるほうが

いいものはつくれると思う。

当事者それぞれの意識が一致していなければ、

アウトプットの段階でズレてくると思う。

そうなると、まずは

目的とコンセプトが大事なんだと思う。

それがしっかりしていないものは、

どこかおかしい。

車のデザインや性能でも

それらはもろに出てしまっている。

いいものなのか、それとも、どこかおかしいものなのか。

充分気をつけていきたい。

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上高地に行ってきました。

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これまで、景色や自然を見ても感動やどこか衝撃を受けたような

感覚はなかったのですが、

ここ上高地は、そのすばらしさを存分に感じさせてくれます。

すべてが、一枚の絵になる風景は圧巻でした。


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