2月, 2017 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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Monthly Archive: 2017年 2月

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理想の姿をスケッチしてみる。

スケッチといっても凝ったドローイングのことではなく、箇条書きや落書きのラフスケッチでいい。ワクワク、ドキドキするようなことを、思うままに書いてしまえばいい。プランだ、戦略だ、ブランディングだ、のその前に。すると、行きたい方向、やるべきことは、おのずと決まってくる。それから具体的に落とし込んでいけばいい。最初っからキッチリ完成したものを創ろう!と力むのではなく、ぼんやりなんとなく在るものを、体の内側から外側に出す、デザイナーのラフに近い感覚で。

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意思が固まっている姿は、美しく、力強い。

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枠の中で見上げているか、無限の空で理想に乗るか。

すべては、スケッチからはじまる。

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結局、和食や日本建築、日本らしさに惹かれる。

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その中でも伝統や歴史を重んじながら、今に蘇らせたものに魅力を感じる。星野リゾートやAGORA HOSPITALITIESや中川政七商店が行っている企業スタンスに共感する。日本の古き良きものに息を吹き込み、価値を見出し、新たな顧客層やニーズを創造しているから。それは、宿泊施設だったり、リゾートだったり、プロダクトだったりと。
thumb_DSC05004_1024 ※写真は、それら企業のプロデュースとは関係ありません。

私たち、BRESTの行っている事業も、大変大変おこがましくも、非常に近い感覚でお仕事をさせていただいている。例えば、父親の代で事業を築き上げた会社が、時代変化や社長の肌感覚・体力とともに、社会との接点にズレが生じてきて、フィットしなくなってきた企業を、「デザイン✕経営」によるブランディングで、今一度良さや強みを見直して、社会から求められるようにしていくこと。創業年数が経っている企業の場合、新たにできた新設企業にはない、味(アジ)や色(カラー)が残っていて、それらは個性として存在している。それが良い場合もあれば、ネックになるケースもあるので、吟味が必要になる。ただ、意外にもネガティブ要素だったり、劣等感がある部分だったりが、強みに転じることがある。ポルシェがフェラーリの華やかさがないと劣等感を持っていても、堅実な徹底した車づくりが強みとして別路線で確立したり、個人でも、人前で話すことが苦手だった人がセミナー講師になって生きがいとなったりと、どの角度で物事を見るかによって、その後の展開は大きく違ってくる。

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企業ブランディングという位置で、これからの企業の在り方をともに考え、つくっていくことが面白い。ただ、人生の中で出会える数も限られているので、一つひとつの関わりを大切にしたい。


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