何かを考えるとき、
その場所(空間)の天井高によって、
思考が左右されている可能性がある。
天井高(カテドラル)効果というもので、
抽象的なビジネスモデルやアウトラインを構想するとき、
天井高が高いほうが効果がでて、
深く掘り下げて考えをまとめたい時、
ディティールにこだわりたい時は、
天井高が低いほうが効果がでるというもの。
photo by Shuichi Miya
これは、店舗建築にも応用されていて、
例えば、回転率を重視したファーストフード店などは天井を低めに作り、
優雅に時間を過ごしてもらいたい時や滞在時間を長くしたい場合、
ホテルのロビーラウンジやスーパーマーケットなどは天井高を高めに作る。
考えたり、仕事したりする内容に応じて、空間を選ぶのも1つ。
また、色んなお店に行った時、天井高を見て、
ここは、どういった経営の意思をもって、
店作りをしているかを見てみるのも、新たな発見があると思う。