事業再生案件の計画書チェックをしていて思ったこと。
粗利益と固定費を時系列に実績と予測で比較すると、
その会社の経営が大方見える。
(当然キャッシュフローベースで見るには、
減価償却費を加えた償還原資と返済額とのバランスや、
役員報酬の適正額など要素は他もに多々あるが)
なぜかギリギリのところで固定費が粗利を上回っている。
(それは、法人税を意識した作為的調整ではない)
そこに成功と失敗のラインがある。
何回も諦めずに挑戦していたけど、
もうだめだと思ってやめようとしたそのすぐ先に、
成功する可能性があるらしいが、
その最後の最後まで諦めずにできるかどうか、
徹底してやり抜いているのかどうか、
数字から経営者の心の中まで見えてしまう。
だから、銀行と妻に数字を見せるときは、覚悟したほうがいい。