愛されるお店。 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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金沢のかつ丼老舗「ぶんぷく」が閉店すると、今日知った。

しかも、明日で40年の幕を下ろすという。

明日、行けるかどうかわからないが、残念でならない。

FB上でも、それを知ったファンで、行列ができて満席だという。

 

愛されていたお店、

通う人は、すでにお客ではなくファンになっていた。

理由は、ダントツに「美味しさ」、

そして、

作り手の夫婦から醸しだされる何とも言えないバランスと空気感。

カツ丼は、どこででも食べられるが、

世界中で、ここでしか食べられない味と雰囲気。

無くなってしまうと困る存在。

そんなお店や会社。

 

「なくなると困る」=「インフラ化」している。

そんな会社や商品やサービスになることが、

=ブランド だと思う。

 

決して表面を取り繕って商売をしても作られるものではない。

「らしさ」を継続し、追求することで、自然と構築されるものだろう。

 

なくなると困る会社かどうかは、長く生き残る、

重要な基準のひとつだろう。

 

とりあえず、以前撮った写真をアップ。

 

追記

10月20日、19時20分、事務所からの帰り道、

もう間に合わないだろうと思いながら、お店まで行くと、

中にはお客さんがいっぱいでしたが、閉店の看板が出ていました。

それでも最後の望みをかけて、中に入ると、やはりもう終了とのこと。。。

最後のお客さんになったと言ってはしゃいでいた方々と、ワイワイした中、

その間から、マスターが親子鍋を片手に、奥さんがしじみ汁のお椀を両手に、

こちらを見て、これまで見たことない笑顔で、多くの人に囲まれて、

最高に幸せな空気が流れていました。

食べれなかったけど、胸がいっぱいになり跡にしました。

大切なことを感じさせてもらいました。

振り返ると、「愛」なんだと思いました。

ありがとうございます。

そして、おつかれさまでした。

1写真

 

 

 

 

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