その商売、 モノを売ろうとしているのか、 世界観を伝えようとしているのか。 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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0707

あらゆるモノで溢れている。

安いものから高いものまで、

欲しいものから、それに似ているものまで、

選択肢の自由は多い。

 

その中で、何を基準に「それを買おう」と思うのか。

性能やデザインや価格などの条件を前提として、

結局は、

「モノ」の背景にある”世界観”で買っているのではないか。

だから、作り手の想いを打ち出したり、

ストーリーづくりが大事だと言われたり、

お店づくりにお金をかけたりする。

 

「その商売、

モノを売ろうとしているのか、

世界観を伝えようとしているのか」を問うと、

見え方が変わってくる。

 

テイストや考え方やセンスや感覚が自分と合うから、

その会社がつくるもの、出すものだったら間違いないと。

なんなら、世界観が合うブランドだったら、

モノの性能やデザインを目にしなくても、手にしなくても

予約が入り、勝手に売れていく。

 

だから”世界観”をつくれるか、いかに伝えられるかが、

売れるか売れないか、買ってもらえるか買ってもらえないかの

分岐のキーになってくるんだろう。

 

例えば、イタリアのバイクメーカー「DUCATI」が、

2015年型「DUCATI Scrambler」を発売したが、

その”世界観”を伝えるために、イメージ映像やイベントなど、

様々なプロモーションを行っている。

世界観に影響されやすい僕は、

二輪免許を持っていないのに、Scramblerがほしいがために、

免許センターに行こうか → そして、バイクに乗って山に行く

そんな妄想思考になったりする(笑)

 

それは、さておき、

資金力ある会社やブランドでもそれだけ、世界観を知ってもらうために

あらゆる努力をしている。

ただ、同じことを小さな会社がやろうとしても上手くいかない。

だから、向こうからきてもらえるような、ネタやキービジュアルなどの

フックが必要となる。それは、今の事業を深堀りしないと見つけられない。

DSC_1671 (1)

目黒オフィス近くの「COWBOOKS」も、そんな世界観を上手く伝え、

全国から人が集まってくるお店のひとつだろう。

先日金沢の本屋でたまたま表紙が目について買った

100の基本」という本も、偶然にもCOWBOOKS代表が書いた本だった。

そうやって、勝手に寄ってきてもらえる考え方が僕達が目指す

ブランディングの根底にある。

DSC_1662 (1)Photo:2011.08.02 Milano,Italy

 

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