要望に応えるのではない。期待に応えなければいけない。 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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こんなものを作って欲しい、こんなデザインでこんな仕様で。

と依頼されたとしよう。

 

そのまま、受入てカタチにすれば、それなりの満足は得られるかもしれない。

ただ、それ以上でもそれ以下でもない。

要望にだけ応えてデザイン出しすれば、

お客様はそれが良いか違うかのジャッジはすぐにできる。

なぜなら、想定内のものだから。

 

デザインは目に見えない無から有への表現なので、 受け取り方は様々。

そして、 要望のその先を見つめて制作したものは、

瞬時には受け入れられない場合もある。 それは、なぜか。

想定外であり、今までお客様の中になかったものだから。

 

ここで大事になってくるのは、 ちゃんとそこには意味があるということを、

しっかりと相手に伝えることができなければ

単に的を外したもので終わってしまうことがあるということ。

またそこには、制作する側の信用と実績も関わってくる。

同じことをAさんとBさんで言っても、 受け手に響くか響かないか、

納得できるかできないかの 違いが出てくるように。

 

そして、気をつけなければいけないのは、 そもそも的を外したものに気づかず、

見誤ること。この視点と気づきも大事。

 

要望は当然踏襲した上で、 概念にとらわれずに、表現できる実力があるかどうか。

ご要望を反映しただけでは、そこに満足と感動は生まれず、

ファンになってもらう、次の誰かを紹介してもらう、決してそうならないだろう。

 

そういう意味で、BRESTももうすぐ創業7年目(法人は3年目)に突入するが、

まだすべてが始まったばかりで、少しでも期待にお応えできるように 上げていきたい。

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