会社を辞めて新しく事業を行いたいという方の相談を受けた。
ビジネスマンとしてバリバリできる人が、
自分で事業を始めてうまくいくとは限らない。
それは、なんでか?
器用に自分で何でもできて,
経験があるばっかりにいろんなことがわかっているつもりになっていて、
他人の話に耳を傾けない。
以前、「マネーの虎」で 高橋がなり社長が
言っていた言葉が印象的。
「私は、不器用でまじめな人間にお金を出したい」と。
周りがその人を応援したいと思うのか、
「好きにやったらいいんじゃない」と思われるか、
その差は大きい。
相談を受ける中で、こんな質問があった。
「どんな商売が儲かりますか?」
「今何がキテますか?」
その質問自体に言葉を失った。
客観的に少しでも応援させていただきたいなと思う経営者は、
共通して、自分の役割をわかっている。
その事業をすることが、自分に与えられた使命で、
その事業をその経営者がすることによって、もっと企業や人や社会が
良くなるということが、簡単に想像できる。
客観的に自分に当てはめてみると、ズキッとくる部分があり、
重要なことに気付く機会となった。