先週末、三重県の伊勢市の伊勢神宮〜亀山市の関宿に行ってきました。
伊勢神宮は説明するまでもない観光地ですが、
関宿は、東海道五十三次の47番目の宿場町として栄えたところで、
江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町屋が200棟以上も現存し、
国の重要伝統的建造物群保存地区や日本の道百選にも選定されています。
看板のデザイン、素材を見ていても楽しめます。
素泊まり旅館。土間から居間、そして中庭から射し込む光のコート”間”がなんともいえず、心地良い空間をつくっています。
まるで、イタリアのチヴィタを彷彿させるつくり。ギャラリーからカフェへ繋がる導線と蔵のデザイン質感がいい。
自分の知らない、日本らしい・日本の良い場所がいっぱいあります。
日本人ですらそう感じるので、海外の方であればなおさらだと思います。
昨年、イタリアに行った時、
ローマやフィレンツェやミラノは、観光地としては良いですが、
本当のイタリアを感じることができたのは、
オルヴィエートやチヴィタといった現地のイタリア人が観光で行くような場所でした。
また、ホテルより、B&Bのほうがよりその土地を感じることができました。
海外から日本に来られる時、書店に並んでいる一般的なガイドブックではなく、
こういった場所を知っていただくツールが必要と感じます。
良いものを残し、発信する仕組み。
ずっと、僕の中でテーマとしてあります。
そろそろカタチにするタイミングのようです。