よく打ち合わせや話し合いで、
「なかなか難しいですよね」
と聞く。そして、
そこに行き着き、そこに落ち着く。
僕はこの言葉は嫌いで、使わないようにしている。
その一言で、すべてが包括され、
できない方向にベクトルが向かってしまうから。
「針の穴を通す」
この言葉は、結構好きだ。
そう簡単にはいかない、バランスや寸分の判断を間違えれば、
思うようにいかず、じれったい思いをする。
ただ、意識を高めて(糸の先端を尖らせて)
諦めなければできる(通る)という感覚。
WEB制作にしても、デザインにしても、事業にしても。
ひとつ通したら、また次の穴に糸を通す。
そしても商品やサービスが完成し、成り立つ。
例えば、
考えてもどうにもならないことや案がでるすべもない場合は、
それ以上考えても時間の無駄なので、考えるのをやめ、
もっと情報を入れるか、他の方法を考える必要がある。
しかし、
考えれば、どうにかなる、考え足りていないであろう場合、
四六時中考え続け、頭から煙が出るぐらいで、
ズタボロにならなければいけないときもある。
今取りかかろうとしているもの、取りかかっているものが、
どちらなのか。
その判断を間違えると、時間の無駄になるか、
次の一歩を踏み出せなくなるので気をつけたい。