期待値。 | BREST Weblog / by Shuichi Miya
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0702

例えば、こう考えてみる。

前提

−−−

A=ブランド力がない。 B=ブランド力がある。

どちらも同じ商品。

−−−

 

A不動産屋がある物件を紹介すると、たいして魅力的に映らないのに、

B不動産屋が紹介すると、魅力的に映る。

 

A建築会社が建てると、他社だともっと良い物を作るのではと思うのに、

B建築会社が建てると、さすが先端と感じる。

 

セレクトショップAに置いてあると、目に留まらなかったものが、

セレクトショップBに置いてあると、おっ!  と目に留まる。

 

雑誌Aに載っていると、欲しいと思わなかったものが、

雑誌Bに載っていると、欲しいと思う。

 

Aさんがデザインすると、たいして良く見えなかったものが、

Bさんがデザインすると、なぜか良く見える。

 

これがブランドだと思う。

(同じものなので極端だが)

じゃあ、

そこにあるものは、何か。

 

「期待値」

 

あの会社がすることだったら、

あの店が選ぶものだったら、

あの人がつくるものだったら、

と、

すでに勝負する前に、決着はついている。

同じものなのに、Aは損をして、Bは得をする。

 

じゃあ、

この期待値を相手に与えるにはどうしたらいいか。

要素はひとつではないと思う。

例えばそれは、積み重ねであり、バックボーンでもある。

それらが、イメージとなり、期待値として、

人の感覚にしみこまれる。

積み重ねは、一貫性やブレない姿勢であり、

バックボーンは、ストーリーや、基礎、

経歴や学歴だと思う。

学歴や経歴が一昔前より関係ない時代だと言われているが、

たしかにそのとおりだと思う。

いい学校を出たからといって、いい会社に入ったからといって、

幸せになれるかといえば、それはイコールではない。

ただ、

もし子供に、この時代に「なぜ勉強しなければいけないのかと」

聞かれれば、

期待値の話をしようと思う。

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