以前悩んでいた時期に、親しい人に言われた言葉がある。
「宮さん自身が楽しんでいる? 前はもっと楽しんでたよ」
と。
確かにそれは図星だった。
回りに何かを求めるのではなく、
無理に楽しい環境をつくろうとするのでもなく、
自身が楽しんでいるかどうか。
楽しんでいる人の回りには、良い空気が流れ、人が集まる。
楽しんでいない人の回りには、淀んだ空気が流れ、人が近寄らない。
当たり前といえばアタリマエのこと。
じゃあ、いつも心の底から楽しめるかって言ったらそうじゃない。
自分に嘘をついてまで、無理してまで楽しそうにする必要はないが、
時には、強がってでも、カラ元気でも、楽しそうにしていたら、
気づいたら本当に楽しくなっているものだと思う。
そして、それは、回りに伝染する。
土建屋の・・・と言ったのは例えで、
親方の機嫌ひとつで、弟子に直影響を与えるという意味で、
すべての人に当てはまると思う。
電話越しの相手の声のトーンが、高ければこっちも高くなるそれと同じように。
僕のトーンが低ければ、すかさず叱咤を頂戴したい。