北陸新幹線が開業して、はや1ヶ月。
東京出張時に一度だけ乗ったが、ほんとに便利になった。
で、
ふと思う。
グランクラスのアテンダントと普通車のワゴンサービス係。
どちらも、根本的にはお客様にサービスする仕事、
飛行機のCAもお客様にサービスする仕事。
また、高級ホテルのサービス係とファミレスのウェイトレス。
仕事内容でみれば、大きな括りでみれば、さほど変わりはないが、
CAやグランクラスアテンダントや高級ホテルのサービスに
憧れる人はいても、ワゴンサービス係やウェイトレスに憧れて、
一番なりたいと思う人は少ない。
付け加えると、ワゴンサービスの”おばちゃん”とまで言われてしまう。
その差は、何か。
働く環境、受けている研修体制、対応する相手、
そこで働けるというプライド・・・。
つまり、
誇りという名の価値か。
その根底として、
「お茶を届けているのではなく、悦を届けている」
と考えれば、全く違う仕事になる。
ということは、
同じ仕事内容でも、その価値を外からも内からも
どう捉えるか、どう考えるかによって、
仕事の価値は変わってくる。
誇れる仕事になるための要素は1つではないが、
それは、結果的にモチベーションという意味に変換される。
僕達の仕事は、企業で働く人たちの価値を上げることが
目的の1つでもある。
売上至上主義や顧客至上主義から価値至上主義へ。
その言葉は正しいかどうかは別として、
価値を創造し続ける、上げ続ける活動自体がブランディングであり、
結果としてそれがブランドというものになっていく。
そして、気づいた時には、
周りが気になってやまないものへ変わっていく。
グランクラスにまだ乗っていなのに何を言っている、
とツッコミながら、
ここ最近の春を満喫し、金沢を感じながら。