大阪梅田にあるお好み焼きの人気店「きじ」。
おすすめということで、初めて行ったが、
初回にしてこの店のファンと化してしまった。
理由は、このお店を仕切っている(多分このお店の社長)おじさんの哲学にある。
お客さんに声をかけるタイミング、
全体を読む空気感、
料理人というよりも、演出家を感じた。
おじさんに、
「社長はプロデューサーですね」と声をかけたら、
「そう、わかるか。わしは一番にお客さんとのコミュニケーションを大事にしていて、
2番目にお好み焼きを売っている。だからお好み焼きより、
その振る舞いや会話を大切にしている」と。
なんでかわからないけど、その想いや空気感は自然と伝わってくる。
「初めて来たお客さんなのか、数回こられているお客さんなのか、
メニューを見る目でわかる。だから、
迷っていたらサッとオススメやメニューのトータルバランスをアドバイスする」
実際自分も、タイミングよくサッとアドバイスいただいた。
そのタイミングが絶妙だったのが印象的。
客を惹き付ける要素は、ホント些細なことで微妙なところかもしれない。
その些細で微妙なところをいかにこだわれるか。
そこが客をファンにさせる違いと思った。
今度、大阪に行くときは必ず行きたいお店になった。
それは、お好み焼きを食べにいくのではなく、
いろんな刺激と気付きを与えてくれるおじさんに会いに行きたいから。