「関心のない人に関心をもってもらうようにする」のではなく、
「関心を持ってくれる人にさらに関心をもってもらうようにする」
そんな発想が大切ではないか。
関心のない人にアピールするのは、お願い営業か、さらに進むと、
ストーカー行為になってしまい、より離れていってしまう。
ミニマリズムの流れからも見れるように、
ものを得ることで満足が得られた時代から、
心の充実が得られることが大切な時代へ変化した今だから、
「ライフスタイル」や「世界観」といった視点での訴求が、
”関心”へと繋がるキーになっている。
余談になるが、個人的には、
「木」「革」「鉄」が好きで、それらをメンテナンスしながら、
気に入ったものだけを、長く使いたい派で、
どんどん新しいものを、というより、経年劣化を楽しみたい感覚。
野球部時代、グローブを毎日磨いていたことが根底にあるのかもしれない。
ビジネスシーンにおいても、
市場調査、マーケット分析から導かれる新商品の開発より、
”変態的こだわり”によって徹底してフォーカスされた新商品のほうが、
関心が湧く。
そこに今後を示唆する答えが隠れていると思う。
その上で、
ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアを連動させ、
活用を図るほうが効果的だと日々の現場から感じている。
Three photos by Shuichi Miya