ブランディングの考え方として
「どう人に口コミされたいかを発信者がすでに決めておく」
ことが重要だと思います。
「こんな風に人に伝わればいいな」
ではなく、
「こんな風に伝える」を意識した発信が重要と考えます。
例えば僕が不動産屋を開業したとしよう。
単に、
「不動産屋を開業しました。よろしくお願いします」
というオールマイティにもとれるやり方だと今の時代、
惹きつけ効果は薄くなると思います。
そうではなく、
「中古住宅のデザナーズリノベーション物件は〇〇だね」
「女子学生向けの賃貸物件は〇〇が強い」
「マンション投資物件は〇〇が不動産コンサルできるから」
「古民家物件で〇〇は、建築の提案もできる」
「店舗物件は〇〇に頼むと、キャッシュフローまで提案してくれる」
とか、どんどん仕事のフィールドを特化させることで、
拡がりも早くなります。
それによって、名刺交換時や自社のことを語る際、
自ら人にどう伝わるかを想定した言葉を発信することができる。
先に「こういう分野ではうち!」
というのを決めてしまう。
そのためには、
今ある経験値や実績を整理する作業が必要になります。
これからどう見られたいかと、
これまでどうやってきたかを
一つ一つ確認し、整理する泥臭い作業。
これが大事!
それを、
1年後、3年後、5年後、10年後に落としこんで、
フェーズ1から段階を踏む。
そうすると、あるべき姿に偶然なるのではなく、
必然となることができると思います。
しかし、
いったん特化した分野でイメージが付いてしまうと、
他の分野での仕事が減るのではという心配がでてきます。
その場合は、
別レーベルでブランドをつくり動かす。
部門別でブランドを創る。
分社化する。
などの方法があります。
それは、今ある現状を経営の観点から
しっかり見極めて、相応に行うべきと思います。