DIARY | BREST Weblog / by Shuichi Miya - Part 8
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その時は単なる一コマとしてなんの繋がりもわからなかったものが、あるときそれが点と点で繋がり、紐付き張ってくる。

 

先日、神奈川県民ホールギャラリーで開催された「5Rooms ― 感覚を開く5つの個展」に足を運んだ。

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私たちは日々、頭で多くの物事を判断し行動しているが、「頭」はあらゆる事をコントロールしたがる性質があり、ともすれば自分の「心」で感じたことにさえ干渉しようとする。今展では「頭」でつくられたテーマではなく、「心に響くか」という直観によって選ばれた作家達の作品群が見られる。磁器、漆、写真、シルクスクリーン、インスタレーションと、用いる素材も技法もそれぞれ異なるが、真摯に制作に取り組み、私たちが生きている「今」に向かってメッセージを投げかけている。

「在る」ことへのアプローチ 
として、染谷 聡氏、齋藤陽道氏による筆談トークが行われ、非常に興味深かった。

齋藤陽道さんは、生まれたときからほとんど耳が聴こえないということもあり、紙に会話内容をマジックで書いていき、それをスクリーンに写して、トークするというもの。

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クラムボンやミスチルなどアーティストからも撮影依頼を受ける気鋭の写真家で、個人的にも、その作品や考え方、また被写体への捉え方にとても共感するし、写真自体もすごく自分の好きなトーン。

 

また、小野 耕石氏 ≪Hundred Layers of Colors≫2016  も 感覚を開かされる作品で印象的だった。

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数日して今日、クライアントの工場に足を運んだ。クリエイティブでの表現を求められている仕事のヒントを求めて。最近(というか別に今に限ったことではないが)、プランや方向性、切り口が見えない時は、だいたいモヤモヤしたものがずっとまとわりついているような感覚になる。それは、職業病のようなもので、以前は暗いトンネルを一筋の光を求めて暗中模索していると感じていたけど、体に纏わりつくと表現したほうがしっくりくる。

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いくら考えても、話し合っても、出口や答えが分からない時は、現場・現地に行くことに限る。

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でもいざ”ポイントに”行けば、予想に反して直感的に心が躍る。

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本当にクライアントが求めていること、また”その先に繋がるもの”は何なのかをゼロベースにしてフラットに捉えると、以外にも近い場所から、”これまでの引き出し”と結びつけてくれることがある。

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切り口や方向性が見えると、あとはプランを詰めて行動するだけなので心地よくワクワクする。「感覚を開く5つの個展」で見て感じたそれと、今抱えている仕事のそれが、紐付き、糸が張ってきた。あとはその糸の上にボールを乗せて弾ませていきたい。

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本日5日より仕事始め。

休み明けって、なかなか仕事のリズムやテンション掴めないですよね。

僕も今日午前中はそうでしたが、やっぱり人と会って関わると一気に戻ります。

今年一発目は、昨年からお世話になっているF社の全体会議で、ブランディング方針発表の役目をいただき、みんなと共有できて大変有意義な時間でした!

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F社は、「一人ひとりと真剣に向き合って人を大切にし、個性を尊重して活かし、人の面白さと深さがある」会社で、これから、独自のビジネススタイルを構築していこうという段階です。オリンピック候補の社員もおり、今年の抱負では、心からの言葉と熱意に胸に響くものを感じました!これからが楽しみです。

 

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それぞれの企業には、こうなりたいというビジョンや目標や夢があって、ブランディングではその目標と現実のギャップを共有し、逆算してどうしたら目指すべきところへ行けるかを一緒に考えるところがスタートで、そこで見えた課題をクリエイティブ力で理想に近づけるお手伝いであり、その工程でクライアントと一緒に夢を見て一緒に実現を喜べることが、私たちの最大の歓びでもあります。

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あけましておめでとうございます。

昨年は、大変多くの素晴らしい、素敵な方々とお仕事をご一緒させていただき、個人的にも印象深い一年でした。本当に感謝です、ありがとうございました。そしてまたこれからはじまる白紙の日々が、一つひとつの貴重な出会いと瞬間の積み重ねでまだ見ぬ色に彩られていくことを楽しみに、今年をスタートしたいと思います。

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p.s.

年末京都に行ってきましたが、そこで入ったお店の壁に飾ってあった額に、確かこんなことが書いてあったのが印象的でした。

「大切なのは思いやること、もっと大切なのは信じること、もっともっと大切なのはゆるすこと」

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今年も年末までの日にちが少なくなってきましたが、限られた時間の中、みんな多忙を極めているかと思います。僕は仕事をしていて思うようにしているのは、「簡単な仕事など1つもなく、もし簡単だと感じていれば、それは何か大切なものが見えていないのかもしれない」と。伸びている会社は、常に声なき声に耳を心を傾けて、自らに問いかけ実行している。そう自分にも言い聞かせている。

そして、真剣に仕事と向き合っていれば、常に不安が付き纏う。僕もずっとそれは隣り合わせにある。

村上龍は、端的にこう言う、「正当な不安を持っている人だけが成功する」と。

成功の定義はともかくとして、ここでの”正当な”という意味が重要だと思う。間違った不安を抱えていれば、疲弊し何をやってもうまくいかない。正しく真っ当な不安が、良い方向に導いてくれる。

形なき状態から形を作っていく中で、その難しさと面白さを同時に感じる。

 

BREST年末年始休暇は、12月29日〜1月4日となります。

皆さま、良いお年を迎えられますように。

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29歳の今日8月21日、BRESTを創業してから8年が経ちました。今もこうして最高の仲間と共に仕事ができているのも、関わりある多くのステークホルダーの皆様のお陰で、感謝しかありません。本当にありがとうございます。

なかなか行き届かないことがあること、大変心苦しく思っていますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

最近は移動が多く、来月も東京・神奈川・千葉・京都・熊本・鹿児島・長野・金沢と予定が入っており、タイムリーに連絡が取れないこともあるかと思いますが、社内でスケジュール共有しておりますので、急ぎの際は、会社のフリーダイヤルまでご連絡いただければ幸いです。

これからは、もっと腰を据えてじっくり仕事ができる環境をつくりたいと思っております。「複雑かつ多くの要素を求めるより、シンプルかつ深みのある9年目に」なるようにしていきます。

今後ともBRESTをどうぞよろしくお願い致します。

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