8月, 2009 | BREST Weblog / by Shuichi Miya - Part 3
BLOG by Members

Monthly Archive: 2009年 8月

0817

子供は、いつも無邪気で

今を心から楽しんでいる。

純粋で、表情や目の奥に思惑がない。

「過去や未来にとらわれていない」

今を常に精一杯楽しんでいる。

だから、吸収も早いし、伸びるし、愛おしい存在になる。

大人になると、過去のこと、未来のことが

錯綜しだして、

現在(いま)を精一杯生きていないことがある。

常に現在を楽しむにはどうしたらいいか?

答えは多分簡単。

今、目の前にいる人を喜ばせる。

今、目の前にある仕事を精一杯する。

けど簡単なことほど、むずかしい。

簡単そうなことで実は難しいことを

サラッとやりこなす人に、

魅力と運がついてくるんだろう。

0814

先日、友人の出産祝いを買いに金沢市寺町にあるruaに行った。

ピクチャ 1

ベビー服や赤ちゃん用品のセレクトショップで、オリジナルも扱っている。

店舗とオンラインショップをもっていて、

商品だけでなく「rua」という企業イメージ、店舗イメージをすごく大事にされて、

ひとつひとつにこだわり感をもっているのが伝わってくる。

カタログひとつ取ってもそうで、ベビーモデルもすべてオーナーのお子様を、

モデルに自社で撮影されている。

ピクチャ 2

このカタログを手に取った時、すごく「rua」のブランドイメージを

大切にされていることがすぐに伝わってきたし、

またそういうお店では商品もこだわっていると自然と連想できる。

お金を払って広告を媒体に載せるのではなく、

店舗、web、カタログ、メール、企画のすべてにおいて、

イメージづくり、ブランディングが適正に行われている。

向こうから勝手にお客様が来る(来たくなる)仕組みとイメージを

つくられている。

「rua」のようなお店がこれから、どんどん伸びていくだろうし、

経営モデルとしても参考となると感じた。

0811

会社を辞めて新しく事業を行いたいという方の相談を受けた。

ビジネスマンとしてバリバリできる人が、

自分で事業を始めてうまくいくとは限らない。

それは、なんでか?

器用に自分で何でもできて,

経験があるばっかりにいろんなことがわかっているつもりになっていて、

他人の話に耳を傾けない。

以前、「マネーの虎」で 高橋がなり社長が

言っていた言葉が印象的。

「私は、不器用でまじめな人間にお金を出したい」と。

周りがその人を応援したいと思うのか、

「好きにやったらいいんじゃない」と思われるか、

その差は大きい。

相談を受ける中で、こんな質問があった。

「どんな商売が儲かりますか?」

「今何がキテますか?」

その質問自体に言葉を失った。

客観的に少しでも応援させていただきたいなと思う経営者は、

共通して、自分の役割をわかっている。

その事業をすることが、自分に与えられた使命で、

その事業をその経営者がすることによって、もっと企業や人や社会が

良くなるということが、簡単に想像できる。

客観的に自分に当てはめてみると、ズキッとくる部分があり、

重要なことに気付く機会となった。

0810

昨日、白山に登山してきました。

R0010523

息子の誕生日ということで記念登山?として、
家族3人で朝3時半起きで家を出ました。
初登山ということで、正直ハイキング程度の
ちょっとキツめの山登り程度で考えていました。

しかし、

とんだ間違いでした。

山をナメると危険です。
想像以上のキツさでした。

R0010445
R0010462
6時半   別当出合  出発
12時   室堂    到着
13時   室堂    出発
17時   別当出合  到着
約10時間歩きっぱなし。

靴は、足首までホールドできるもので、GORE-TEX製の
Dannerを用意しておいて正解でした。
スニーカークラスだとソールがはがれるという事前情報に
納得しました。
体験談をここに書くと書ききれないほどですが、
前日2.5h睡眠で、日帰りで、6歳の子供連れで、山登り初で、天候雨で、
観光新道からの登山は、いかに無謀だったか行ってみて
よーくわかりました。これは危険行為です。
(しかも登山口に向かう途中の車中で、雨が降ってきて雨天中止を決断し、
食料の半分を車内で食べてしまったが、市ノ瀬に到着すると、みんな雨天決行で、
そのまま帰るのもどうかと思い、雨天決行した次第)

R0010470

R0010500

登山についての体験談をここで書くときりがないのですが
登山中に思ったこと。

登山=経営だと感じました。

まず、山行計画を立てる必要があるということ。
これは、企業でいうところの経営計画と同じです。
いつどこで、どのルートで、いつのタイミングで
到達するのか。そのためにはどんな設備投資(靴や雨具、ザックに食料等)が
必要でどの程度のものをセレクトするか。
また、一歩間違えば遭難や崖からの転落など危険と隣り合わせだが、
到達したときの達成感や実際経験した人にしかわからないよろこびなど、
リスクとリターンについても似ている部分を感じました。

登っても登ってもゴールが見えない、
限界を感じても、そんな限界は自分が勝手につくっている限界で、
本当の限界はもっと先にあるということ、
つらさの中に咲くきれいな花や、
普段見れない景色など。

R0010483

みんな生き方自体が傍観者ではなく、
プレーヤーであったこと。

もうこんなつらいのは、二度と嫌だと思う反面、
また挑戦したいという欲望。

山も経営も聞いたり見たりするより、
実際経験しないとその深さやつらさ、
楽しさや喜びはわからないんですね。


PAGE TOP