BREST Weblog / by Shuichi Miya - Part 16
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商店街にある小さな個店、

お客さんが来ている気配のないお店。

どうやって、商売を成り立たせているのか。

 

大体は店頭販売での収益は、当てにしておらず、

別のキャッシュジェネレーター(粗利の生成元)を持っている。

B to C ではない、B to Bの卸取引やネット取引など。

 

ウェブ上でビジネスを行っている企業でも、

どこに収益モデルがあるかがわかりにくく、

複雑化している(いや、わざとわからなくする)ため、

ぱっと見ではわからなかったりする。

 

そして、

「企業は、一番儲けている商品を全面に配置しているとは限らない」

ということ。

表面上では見えない部分があるという前提のもとで、

色んな企業を見ると面白い。

(ネットで知らない企業を知るという個人的な趣味。。。)

 

僕達がブランディングの観点からお仕事をさせていただく際、

ディレクションのポイントの1つでもある、

クライアントのキャッシュゼネレーターがどこにあり、

その事業ドメインのポートフォリオはどうかということを

はっきり掴んでいなければ、

クリエイティブもデザインもあったものではない。

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2012.8.28 Česká republika Praha

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僕は、今の職業でも前職時代でも、

職種は違えどずっと同じ仕事をしている。

それは、経営者の方々とこれから会社を事業を

どうしていこうかを一緒に話し合うという点において。

 

いろんな経営者とお話させていただく中で、共通していること、

それは、みんな明日への不安を常に抱えているということ。

どんなに会社が上手くいっている方も、

一生困らないほど儲かっている方も、

常にそれは付き纏っている。

むしろ規模や責任が大きくなる状況の人ほど、

より強く不安を抱えている。

 

 

桜が散る、木の芽が出る、

早朝外にでると気持ち良い風が吹いている、

子供が昨日より今日、成長していることに気づく、

会社のメンバーとコミュニケーションをとる、

季節もののご飯を食べる、

お客様からメールが来て電話が鳴る、

・・・

それら日常の些事のすべてが幸せなことであると同時に、

昨日でも明日でもなく「今」を感じることができる。

 

この「今」を感じることと、企業を経営していく上での

「明日」を考え続けること。

これらは、相反することではく、上手く付き合うことが

大切なんだと感じる。

 

そんな中、会社は役割で成り立っているが、

経営者の役割の1つに、

「確証のもてる奇跡を起こし続けること」というのがあると思う。

自信過剰とも妄想とも似て非なる、”それ”をまずは自分が信じて、

行動することから、明日が開けてくるのだろう。

 

p.s.

つい癖で真面目な話になってしまうので、

先日、両親と弟夫婦と行った岐阜県某所の写真。

急遽の予定だったけど、かなり癒やされた。

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伸びている会社は、伸び悩んでいる会社と何が違うか。

その要素の1つとして、

「サービスがインフラ化している」ということがある。

 

例えば、セコム(個人的にもこのCMは好き)

https://youtube.com/watch?v=l81vVHsAgFg

うちは、セキュリティしている。

と言わず、

うちは、セコムしている。

という。

 

コーヒーを飲みに行くと言わず、スタバに行くという。

SNSすると言わず、Facebookすると言う。

会社名や商品名、サービス名自体が、インフラになる。

こう昇華された会社は、強い。

他社との比較ではない位置で選んでもらえる。

 

単に名前を売ろうと、知名度を上げようとがんばるのではなく、

インフラ化するためにはどうしたら良いか、という視点も

入れておくと良いかもしれない。

 

インフラ化と言っても、電気や水道、道路や電話回線、医療など、

公共財的なものでなくても、

例えば、20代中心のクリエイティブ系の求人だったら

ウォンテッドリー」というように、

特定の分野でインフラ化している例もある。

恐らく、VCによる投資判断もそういった観点でみるだろう。

 

ただ、想定するターゲットが不特定多数なのか限定的なのか、

目指す方向性や規模、サービスのマーケットによって、

それらは使い分けなければいけない。

 

自社に置き換えて考えてみると、

今の事業活動がはたして良いかどうか、

新たな気づきや行動の判断材料になると思う。

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2012.8.28 Česká republika Praha

 

 

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北陸新幹線が開業して、はや1ヶ月。

東京出張時に一度だけ乗ったが、ほんとに便利になった。

で、

ふと思う。

 

グランクラスのアテンダントと普通車のワゴンサービス係。

どちらも、根本的にはお客様にサービスする仕事、

飛行機のCAもお客様にサービスする仕事。

また、高級ホテルのサービス係とファミレスのウェイトレス。

仕事内容でみれば、大きな括りでみれば、さほど変わりはないが、

CAやグランクラスアテンダントや高級ホテルのサービスに

憧れる人はいても、ワゴンサービス係やウェイトレスに憧れて、

一番なりたいと思う人は少ない。

付け加えると、ワゴンサービスの”おばちゃん”とまで言われてしまう。

 

その差は、何か。

働く環境、受けている研修体制、対応する相手、

そこで働けるというプライド・・・。

つまり、

誇りという名の価値か。

 

その根底として、

「お茶を届けているのではなく、悦を届けている」

と考えれば、全く違う仕事になる。

 

ということは、

同じ仕事内容でも、その価値を外からも内からも

どう捉えるか、どう考えるかによって、

仕事の価値は変わってくる。

誇れる仕事になるための要素は1つではないが、

それは、結果的にモチベーションという意味に変換される。

 

僕達の仕事は、企業で働く人たちの価値を上げることが

目的の1つでもある。

 

売上至上主義や顧客至上主義から価値至上主義へ。

その言葉は正しいかどうかは別として、

価値を創造し続ける、上げ続ける活動自体がブランディングであり、

結果としてそれがブランドというものになっていく。

 

そして、気づいた時には、

周りが気になってやまないものへ変わっていく。

 

グランクラスにまだ乗っていなのに何を言っている、

とツッコミながら、

ここ最近の春を満喫し、金沢を感じながら。

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石川県かほく市にある、食品原料輸送機のパイオニア

「精研工業 株式会社」様(http://seiken-kahoku.biz

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昭和レトロな温かい雰囲気が良い状態で製品や社風に残っており、

その”らしさ”を踏襲しつつ、これからの50年を見据えた企業カラーを、

お互いの想いを共有させつくりました。


本社新築に合わせ、ロゴリニューアル、キャラクター設定、

Web・グラフィックツール・映像など、

トータルでブランディングさせていただきました。

制作事例はこちらをクリック↓↓

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