BREST Weblog / by Shuichi Miya - Part 82
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0923

日本三名山「富士山」「白山」「立山」のうち、

「白山」に先日登山したので、今回は「立山」に行った。

立山といっても、立山という独立峰はなく、

狭義では雄山[おやま](3003m)

大汝山[おおなんじやま](3015m)

富士ノ折立[ふじのおりたて](2999m)、

の3峰を指すことが多い。

今回は、雄山を目指して行ったが、あいにくの天候と寒さのため、

結局、ミクリガ池・地獄谷方面から2時間ほどかけてのトレッキングにした。

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登山での達成感は今回はなかったが、

非日常的な世界を体験できる時間は何ものにも変えがたい。

家族と過ごす時間に置いても常に仕事のことばかり考えてしまって、

今を大切にしていないことが自分は良くある。それは本当にまずいこと。

今目の前にある瞬間を楽しくいくことと、

今させていただいている仕事との切り替えは常に大切。

けど、

違った世界を見ることが結果的に仕事に繋がってくる。

0921

先週一週間、色々な出会いやご縁があり、

チャンスや期待を頂いた。

それらは全て仕事以外のところから始まっている。

仕事以外の範囲とは、

提案書を引き下げて「お仕事をさせて下さい」とまわったところで、

成約に結びつくことはほとんどない。

それよりも、仕事が発生するとかしないとかそんな付き合いでなく、

仕事と違った話をしたり、遊んだりしているほうが、意外な繋がりで

結果的に仕事になるということのほうが多い。

ゴルフの打ちっぱなしにも不動産屋や保険のセールスが自然なカタチで

練習に来ていて、実は営業目的だということも聞いたりする。

下心ありのそれは、出会いの場と捉えるのか、潜りなのか難しいところ。

ただ、仕事とか関係なく、目の前にいる人を満足させて魅了する人が、

仕事でも家庭でも信頼を勝ち得ていると思う。

だから、どんなタイミングでどんな人と合ってもいいように

常に心の準備だけはしておきたい。

0916

大阪梅田にあるお好み焼きの人気店「きじ」。

おすすめということで、初めて行ったが、

初回にしてこの店のファンと化してしまった。

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理由は、このお店を仕切っている(多分このお店の社長)おじさんの哲学にある。

お客さんに声をかけるタイミング、

全体を読む空気感、

料理人というよりも、演出家を感じた。

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おじさんに、

「社長はプロデューサーですね」と声をかけたら、

「そう、わかるか。わしは一番にお客さんとのコミュニケーションを大事にしていて、

2番目にお好み焼きを売っている。だからお好み焼きより、

その振る舞いや会話を大切にしている」と。

なんでかわからないけど、その想いや空気感は自然と伝わってくる。

「初めて来たお客さんなのか、数回こられているお客さんなのか、

メニューを見る目でわかる。だから、

迷っていたらサッとオススメやメニューのトータルバランスをアドバイスする」

実際自分も、タイミングよくサッとアドバイスいただいた。

そのタイミングが絶妙だったのが印象的。

客を惹き付ける要素は、ホント些細なことで微妙なところかもしれない。

その些細で微妙なところをいかにこだわれるか。

そこが客をファンにさせる違いと思った。

今度、大阪に行くときは必ず行きたいお店になった。

それは、お好み焼きを食べにいくのではなく、

いろんな刺激と気付きを与えてくれるおじさんに会いに行きたいから。

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0910

アイデアが

思いつくとか

思いつかないとか

発想力がある人とか

ない人とか

その違いと根源は何か?

違いは、

どれだけ多くのものを見ているか

どれだけそのことについて日頃考えているか

根源は、

何かと何かを

結びつけたり、

融合させたり、

連携させたり、

してみる。

と思っている。

以前読んだ村上龍の「無趣味のすすめ

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の言葉が気になって読み返すと、

「企画の立て方」というタイトルでこう書いてある。

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・・・・・つまり、アイデアは「組み合わせ」であって、発見などではない。

・・・・・つまり、アイデアというものは常に直感的に浮かび上がる。

しかし直感は、「長い間集中して考え抜くこと」、

すなわち果てしない思考の延長上でしか機能してくれない。

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なかなか言葉が浮かばないことをさらっと言ってみせている。

「そう、それが言いたかった」とか「漠然としていた考えが言語化され共感を得る」と

いう感じにさせられる。本質をズバリ見抜いて表現している。

例えば、デザインにおいても、コピーにしても、

その本質をどれだけついているか、

言いたかったことをずばり言ってみせるか

それが惹きつけるかどうかの違いになるんだろう。

0909

学生時代、村上龍のエッセイにハマった。

村上龍が見る視点や考え方が凄く刺激的で、

今でも雑誌の取材なんかで言っていることは、

10年前と軸は変わっていない。

その中で印象的なのが、

「国はアナウンスしてくれない」という言葉。

詳しく言うと、

「あなたの人生の進む道はこちらになっておりますので、順番にお並び下さい」

「また、こちらのルートの方がより安全ですので、こちらへお進み下さい」

とは、街のスピーカーから流れてもこないし、

個人個人にメールとハガキが届く訳でもない。

結局、自分で考えて判断しなければいけない。

なにからなにまで、誰かが面倒を見てくれたり、

出された書類にただハンコを押していれば、

ことが進むと思ったら大間違い。

もし仮にそんなアナウンスが流れてきたら、

それとは反対の方向に進みたい(笑)

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